「850語で全てを表現!日本人の目指すべき英語=BASIC English」
を改題して、
再アップしました。
英語学習をしている方におたずねします。
「TOEIC 900超」とか「英検1級」とか、
そういう言葉に「憧れ」、
もしくは「劣等感」を感じますか?
僕は、
「日本人の目指すべき英語」はそういうものではない
と思っています。
「TOEIC のリスニングは速すぎてついていけない。」
「自分はなんて耳が悪いんだろう。」
なんて思う必要なんかないんです。
「相手が早口で言っていることが訳わからん!」
なんてことは、
日本人同士でもあることです。
そんな時、
あなたはどうしますか。
「自分の耳が悪いんだ」
と思ったり、
「わかった振り」
なんかもしませんよね。
「もっとちゃんとわかるように、ゆっくり話してくれ」
と言うのではありませんか。
英語だって同じです。
「英語がわからなくてすみません。」
なんて顔してないで、
「こっちは日本人なんだから、わかるように話して。」
と言えばいいのです。
それに、ちょっとこれを見てください。
英語資格と語彙力、期待される能力との相関表
http://www.engfish-world.com/level.html
英検1級合格には、
最低10000のボキャブラリーが必要
とされています。
アメリカの大学院留学レベル
だということもわかります。
「アメリカの大学院」ですよ!
滅多に使わないアメリカの大学院入試レベルの単語を、
あと何千個も覚える。
果たして、
普通の日本人にそこまでの単語力が、
本当に必要なのでしょうか。
イギリスの言語学者 Charles K. Ogden は、
たった850語を組み合わせることで、
ほぼ全ての事象を表現できると主張し、
これを BASIC English と名づけました。
きゅんぱち さん
>英語が落ちこぼれた人たちへの救済教材
そうか!
重要なことを記事に書き忘れていました。
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自分は、数年前に、英検準1級を取得し、
TOEIC でもAランクに近づきました。
「さてと・・・、この先どうするか?」と考え、
地図を広げて、あらゆる道を検討しました。
辿りついた結果が BASIC English なんです。
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ここでのBASICは、単なる「基本」ではなく、
下記のように、
頭文字に更なる意味を含ませた掛け言葉
として使われています。
B:British
A:American
S:Scientific
I:International
C:Commercial
こんなに広範囲の事柄が、
たった850語で表現できる。
すなわち、
英検1級やTOEIC 900 レベルの10000語なんて必要ない。
これは、学問でも学説でもありません。
立派に証明され認められた実用理論なんです。
だからこそ、
こう僕は主張するんです。
僕は暗記が極端に苦手です。
人の名前や電話番号もなかなか覚えられません。
自分の車のナンバーさえすぐ忘れます。
生徒を指そうとしたのに名前をド忘れして、
その子に塾をやめられてしまったこともあります。
こんな僕でも、英検準1級合格、TOEIC 800超レベルに、
そして英文テクニカルライターになれたのです。
だから、
「僕くらいの英語力は、誰にだって身に付けられるはず。」
と思っています。
ただ、
こんな僕ですから、
これ以上の余計な単語を覚えるのは無理です。
そんな必要性も感じていません。
負け惜しみじゃないですよ。
日本人なんだから、
聞いたことのない・知らないフレーズがあって当然。
わからなかったら、堂々と、
「それ、どういう意味?日本人だから分からないよ。」
って言えばいいんです。
僕は元々、塾講師です。
そして、
英語講師としての僕がしなければならないのは、
「英語の本当の姿」と「正しいトレーニング法」をお伝えすることです。
「中学レベルさえ怪しい一流企業の大人たち」が存在する
ことを英文テクニカルライターの僕は知っています。
今、
世の中に足りないのは、
そういう方々のための教材です。
英語超苦手な中学生・高校生に適した参考書もありません。
いつかは独自の教授法である
「文法用語ゼロの英語授業」
を作りたいと思いつつ、
僕はブログを書いています。
BASIC English
日本語での関連図書
どれも総じてAmazon評価が悪い理由は、
印刷紙面の見た目と、
大いなる誤解によるものです。
- 作者: 後藤 寛
- 出版社/メーカー: 松柏社
- 発売日: 1999/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 作者: F.J.ダニエルス
- 出版社/メーカー: 北星堂書店
- 発売日: 1969/11
- メディア: ハードカバー

850語で書く英語―新 (1973年) (Living English series)
- 作者: 室 勝
- 出版社/メーカー: ジャパンタイムズ
- 発売日: 1973
- メディア: -
目のつけどころがすばらしいですよね。
英語が落ちこぼれた人たちへの救済教材なわけですね。
by きゅんぱち (2009-04-21 01:41)